建設業振興基金は、建設キャリアアップシステム(CCUS)に4月1日から導入する技能者の2段階登録申請の手続きを明らかにしました。4月1日の申し込みから、以下の選択方式となります。
・基本情報の登録のみでカードを発行する「簡略型登録」
・保有資格情報などを登録する「詳細型登録」
また、同日から、CCUSの未登録事業者を事業者名で施工体制登録できる機能を実装します。
上位下請事業者が未登録の場合、下位下請事業者に所属する技能者の就業履歴が適切に登録できない問題に対応するための機能追加です。
CCUS技能者登録、4月から2段階申請開始
技能者登録の簡略型と詳細型の2段階申請の導入は、2020年9月の建設キャリアアップシステム運営協議会の総会で決定されました。
CCUSの財源問題に端を発した値上げ策の一環で、簡略型の導入によって、技能者登録の一律的な負担増を避けつつ、審査にかかるコストを圧縮したものです。
【簡易型登録】
・登録料:2500円(現行の技能者登録料と同額)、
・7種類の項目を登録
① 本人情報(氏名・住所・生年月日など)
② 所属先事業者情報
③ 職種
④ 経験など(自由記述)
⑤ 社会保険(健康保険・年金保険・雇用保険)
⑥ 建退共
⑦ 中退共
【詳細型登録】
・登録料:4900円
・簡易型の7種類の項目に加え以下の項目を追加登録
⑧ 労災保険特別加入
⑨ 健康診断
⑩ 学歴
⑪ 登録基幹技能者資格
⑫保有資格等
⑬研修等受講履歴
⑪表彰履歴
※建設技能者の能力評価制度(レベル判定)の申請には保有資格情報などが必要となるため、詳細型が必須
※追加で2400円を支払うことで、詳細型への変更も可能です。
CCUS技能者登録、4月から2段階申請開始
(参考資料 日刊建設工業新聞 、国土交通省「第2回 建設業の一人親方問題に関する検討会」議事録)
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